製品概要
POINT
Point ポイント
- 0.003㎤の液体イオンチェンバを1521個搭載
- 15cm×15cm(中心間距離2.5mmの高密度エリアは5cm×5cm)のフィールド線量測定が可能
- OCTAVIUS 4Dシステムと組み合わせて、3次元的な患者プラン検証が可能
機能・特徴
マルチターゲットSRS にも理想的なサイズ
定位放射線治療においては高い照射精度、とりわけ位置の精度が最も重要になります。この位置精度は、患者個々に対して検証しなければなりません。
OCTAVIUS Detector 1600SRS は2 次元の患者QA はもちろんOCTAVIUS4D ユニットと組み合わせることで、3 次元的な患者プランの検証が可能となります。この検出器が持つ2.5 mm という高い空間分解能と15 cm という広い検出器エリアによって定位放射線治療、特に広範囲なマルチターゲットでの定位放射線治療症例( 例: 転移性脳腫瘍) における患者QA に適しています。
- 1度の測定で複数ターゲットの 3次元検証が終了
- 治療カウチや検出器をシフトさせての繰り返し測定が不要であるため、検証にかかる時間を短縮することが可能
- 線量と位置のずれを評価するため、3 次元でのガンマ解析を実施します。また、計算線量分布に対する測定線量分布のオフセットを計算します。
近年、LINAC/ 治療計画装置メーカーは、単一アイソセンタで複数のターゲットのSRS 治療を効率的に行うための新しい手法を開発しています( 例:Varian HyperArc, Brainlab Elements® Multiple BrainMets SRS)。
これらのアプリケーションでは多くの場合、15 × 15 cm2 の検出器でカバーできるエリアに複数のターゲットボリュームが含まれています。
検証部位ごとにファントムを選択可能
SRS/SBRT のコミッショニング
PTW 社製 OCTAVIUS Detectors は、平面線量測定のための正確なツールであることが証明されています。
特に放射線治療の現場でSRS/SBRT の技術を導入しようとしている施設には、OCTAVIUS 1600SRS をご使用いただくことによって、コミッショニングプロセスを簡便に行えるようサポートします。
ノンコプラナ定位放射線治療のための真の検証システム
従来のSRS 治療あるいは、Varian HyperArc™ やBrainlab Elements®Multiple Brain Mets SRS のような最新の単一アイソセンタSRS 治療では、コプラナビームとノンコプラナビームを組み合わせて使用することで、線量の適合性を向上させています。
OCTAVIUS 4D と新しいOCTAVIUS Detector 1600SRS の組み合わせは、ノンコプラナビームを使用するSRS 治療の真の3 次元検証に理想的なツールと言えるでしょう。
- ノンコプラナビームを含む SRS 治療計画における厳密な 3次元検証に
- 測定のためにカウチを動かさなくても実際の角度での検証が可能
- 専用の解析ソフト“VeriSoft” が、DICOM RT プランから全てのカウチ角度を自動的に読み取り、これを考慮して線量を再構成
- 90°から 270°までのカウチ角度は対応
- ビームの品質に関してカウチ角度の制限なし
製品仕様
製品概要 | 1521 個の液体イオンチェンバを内蔵した二次元平面検出器 |
用途 | IMRT/VMAT 患者検証 マシンQA オンラインビーム調整 |
測定項目 | 絶対線量率・絶対線量 |
測定範囲 | 0.1 – 24 Gy/ 分 |
測定分解能 | 0.1 mGy, 0.1 mGy/ 分 |
デッドタイム | 0 |
表示サイクル | 100 – 800 ミリ秒 |
検出器タイプ | 液体充填式平行平板イオンチェンバ |
検出器配置 | 中心部(6.5 cm × 6.5 cm): 2.5mm 間隔 周辺部(15 cm × 15 cm): 5mm 間隔 |
レスポンス | 16 nC/Gy |
検出器サイズ | 2.5 mm × 2.5 mm × 0.5 mm(0.003 cm3) |
検出範囲 | 15 cm × 15 cm |
外形寸法 | 300 mm × 420 mm × 22 mm(W × D × H) |
重量 | 5.9 kg |
カタログ
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