製品概要
ImSimQA基本モジュール
オプションモジュールの元となる基本モジュールです。
このモジュールには臨床アプリケーションのテスト用として、バーチャルファントムライブラリ、DICOM画像操作、新規DICOM画像作成が含まれています。
POINT
Point ポイント
- 25個のバーチャルファントムライブラリ
- DICOM画像、DICOM情報の編集
- 画像レジストレーションのテスト
機能・特徴
バーチャルファントムライブラリ
バーチャルファントムライブラリには、25個の三次元解剖学的バーチャルファントムと幾何学的バーチャルファントムが含まれており、これらはすべて広範な編集とDICOM-3画像としてのエクスポートが可能で、無限の可能性のある独自のカスタムファントムを作成できます。
すべてのバーチャルファントムは移動、変形、方向変更、組織密度の変更などが可能で、CT,MR,PETのDICOM-3シリーズを作成して、テストアプリケーションにエクスポートできます。
DICOMヘッダの編集も可能であり、エクスポートするDICOM-3シリーズのスライス間隔やFOVのようなパラメータを変更することも可能です。
DICOM-3画像の操作
任意のモダリティDICOM-3画像をインポート、編集し、新しいDICOMシリーズとしてエクスポートできます。
サポートしているモダリティには、CT,MR,PET,MVCT,CBCTが含まれています。
RT Structureセットをインポートし、エクスポート前に編集することもできます。
DICOM画像は全体的に移動、回転、拡大縮小することも可能で臨床システムの系統的な確認補助で使えます。
さらに広範な変形には、ImSimQA変形モジュールを使用します。
撮影装置なしでの画像レジストレーションアルゴリズムのテスト
ImSimQAは、最新の画像フュージョンパッケージ、IGRT治療装置、治療計画アプリ内の自動輪郭作成や線量マッピングにおけるリジッドと変形の画像レジストレーションアルゴリズムのテストに使用します。
画像レジストレーションのテストでは、テスト用の複数撮影に貴重なスキャナー時間を使うことなく、最初のDICOM画像シリーズを変化させて画像を作成することができます。
最初の高解像度画像（たとえば1mmスライス）は 2,3,5mmなどにリサンプルしてエクスポートし、スライス解像度の影響テストを行うことができます。
RT Structureの輪郭を編集することもでき、また、エクスポート前に組織内密度を新しい値に割り当てることもできます。これは、画像レジストレーション精度での密度の違いにたいする影響をテストすることに使えます。
実DICOM画像の編集
ImSimQAにインポートしたDICOM画像の編集は、無限の新しいテストシナリオを作る強力な方法です。
再撮影や元患者画像を必要とせず、科学的かつ整然とした方法で系統的な変化を適用できます。
CT,MR,PET、MVCTやCBCTという放射線治療画像というような、任意のDICOM-3画像モダリティをインポートして広範な編集が可能です。
DICOMパラメータ編集
名前、UID、スライス解像度やFOVなどのDICOMヘッダー情報や画像取得パラメータを編集し、新しいパラメータを保存してエクスポートすることができます。
密度変更とRT Structure
RT Structreと関連付いたCTシリーズは、膀胱のような輪郭組織の密度を簡単に編集して変更することができます。
ユーザーが指定したHU値を割り当て、新しく作成した画像をエクスポートできます。
たとえば、IGRT-CBCTやや計画CT画像の膀胱に造影剤の電子密度を適用し、画像レジストレーションやフュージョンソフトウェアが、密度の変化をどのように処理するかをテストできます。
バーチャルファントムライブラリと編集
ImSimQAは15個のバーチャルファントムのツールキットを提供しており、DICOM CT,MR,PET画像へ変換する前に、広範な編集や変形が可能です。
ノイズを追加したり、密度を変更したり、スライス間隔や方向を変更したりすることが可能で、編集後のファントムDICOM画像をテストアプリケーションにエクスポートすることにより、実際のスキャナー使用を最小限にし、テスト効率を上げることができます。
連続して再撮影を行わずに、実DICOM画像をImSimQAにインポートして編集することもできます。
