製品概要
ARTISCAN
フランスAQUILAB社製ARTISCANは、リニアックのみならずCT・MRIまで含め、統合された品質管理環境を構築可能な品質管理用ソフトウェアです。
IGRT QAはもとより「アイソセンタQA」、EPIDを用いた「MLC QA」や「VMAT QA」まで、AAPM TG-142に準拠した項目を含めて幅広くご利用頂くことが可能です。さらに、CTやMRIなどの画像診断装置における画質QAにも対応しています。
取得したデータはすべてデータベースにて管理を行うことで、経時的変化を迅速に把握することが可能で、多忙な臨床現場における様々なQA・QCの作業効率を大きく向上させます。
ファントムについても、加速器ベンダー付属のファントムから、市販のほとんどのファントムに対応しており、柔軟な環境構築が可能です。
POINT
Point ポイント
- TG-142の推奨項目に準拠したQAをフィルムレスで自動解析
- データベース管理とトレンド解析により経時的に結果を確認可能
- リニアックのみならず診断部門の各モダリティーを含めた統合品質管理
- TG-148の推奨項目に準拠したTomoTherapyの品質管理にも対応
- 加速器ベンダーが提供するファントム、市販の多くのファントムに対応
機能・特徴
フィルムレス自動品質管理
ARTISCANはDICOM, DICOM RTファイルを直接取り扱いますので、フィルムレスでの運用が可能です。
また、撮像されたQA用画像はカスタマイズ可能なフローに従って自動で処理されるため、ご施設の仕様に合わせた定期的なQA解析の自動化環境を構築することができます。
さらに、許容値設定も簡便で、アラート機能設定、マシンおよび画像の自動認識など、多忙な臨床現場における様々なQA・QCの作業効率を向上させる機能を搭載しています。
主な解析機能
<EPID QA>
・均質性・解像度・ノイズなどの画像QA、画像と治療座標の一致、ピクセル
サイズの歪み等
・PTW社製のEPID QC phantomをはじめ、各リニアックベンダが提供する
ファントムなどに対応
<Planar 2DkV & CBCT Imaging QA>
・平坦度・均質性・解像度・ノイズなどの2DkV画像QA
・均一性・空間解像度・スライス厚などのCBCT画像QA
・TOR18FG、各種Catphan phantomなどに対応
<Isocenter QA>
・Radiation IC, Mechanical IC, IGRT ICをレーザー指示位置と比較
・IGRT ICは2D kVおよびCBCTそれぞれに対応
・CIRS社 Daily ISO Phantomや加速器ベンダ提供の不透過球ファントムなどに対応
<VMAT QA, MLC QA>
・MLC停止位置、速度、動的精度など
・ピケットフェンス試験
・線量率依存性、ガントリ・MLC速度の検証に対応
・各加速器ベンダのMLCに対応
<データ解析>
・レポート自動作成
・リファレンス、許容値、アラートの設定
・プロトコル管理によるQA項目の登録
・加速器などのマシン情報をリスト化し、マシンごとに管理可能
カタログ
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